農のオーベルジュ 白金の森

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努力が認められた日

【第十話・2007年】

経営者であるとともに、農家でありたい。


これは、若い頃から変わらない私の根っこにある想いです。
そのため、平成7年に菊池市農業委員会の許可を得て、会社形態を農業生産法人(現:農地所有適格法人)に変えました。


400羽の鶏からスタートして38年。
農業に懸ける想いが認められる出来事がありました。

熊本県農業コンクールとともに、全国農業コンクールでグランプリ(農林水産大臣賞)に選ばれたのです。


農業コンクールは「農家に夢を与える」ことを大きな目的にしています。
どちらかというと対象は個人の農家。
私のような法人経営を対象にすることには疑問視する声もあったようです。

それなのになぜ?と思いますよね。
この年は事情が違ったようで
「これからの農業は法人化を目指すべきだ」という意見が多数を占めたのです。
 
私が受賞したことが直接的な要因になったわけではありませんが、
その年を境に、農業法人が増え始め、その後の政府の規制緩和もありさらに伸びていきました。

「法人経営が農業を強くする」という考えが当たり前になったのです。


時代に新しいスイッチが入った。そう感じました。


しかしながら、今、農業はますます先が見えにくくなっています。
TPP(環太平洋連携協定)問題もグレーのまま…。
そこに毎年のように襲う天災。
しかしながら、私たちは荒波を乗り越えていくしかありません。


その点、県農業コンクールの受賞者でつくる県農業経営同友会のメンバーは向上心が高く、最先端の経営を実践する方ばかりです。まさに、「農業大好き人間」でつくる夢舞台です。


「着実な業績を上げながら将来ビジョンが明確だ」
受賞の際には、こういった評価をいただきました。

CI(コーポレートアイデンティティー)戦略による
構想図作成や、兄弟経営など、これまでの努力は無駄ではなかったのです。

 
私は、補助金に頼らない経営感覚が大切だと考えています。
そのため、しっかりとした夢(目的)を掲げ、収益性を大切にしてきました。
年度目標を立てる際には、売り上げ→利益の順で考え、
「経費をどうするか」に重点を置いてきました。

売り上げが上がっても、経費が無駄にかかっては、
望むような利益が出ないからです。

企業経営者と農家の感覚の違いは、
この利益に対するこだわりにあるような気がしています。


皆さんも、無駄な経費を使っていませんか?



次回のブログは……
「私が実際にやっている習慣」についてのお話です。
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