農のオーベルジュ 白金の森

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vol.1 豊岡隆雄さん_Toyooka Takao

「人がしないこと、珍しいものに興味がある。 何よりも『お客さんが喜ぶもの』が私の基準です」

豊岡隆雄さんprofile
農家の家に生まれ育ち、農学校で学び、この世界へ。農業一筋の人生を送る元気いっぱいの85歳です。


菊池という農業や酪農が盛んな地域で、「農と食のオーベルジュ」として、農業の未来を明るく照らしたいと考える私たち。そのために何をしないといけないか?そのひとつが「農」の現場を知っていただくことではないかと思います。「白金の森」で提供させていただく料理は、どれをとっても生産者さんがいないと完成しません。ここでは、「白金の森」を支えてくださっているたくさんの生産者さんをご紹介します。

「鞍岳から昇る朝焼けが美しいですよ」と豊岡さん。手作業で草取りを行うという畑は、とても綺麗です

こんにちは。広報担当の竹野です。
記念すべき第一回目のコラムは、「コッコファーム」に毎日野菜を卸してくださる生産者さんの中でも、ベテラン中のベテラン。かれこれ30年ほどのお付き合いになる、笑顔が素敵な豊岡さんをご紹介させていただきます。

最初の言葉にもある通り、豊岡さんが届けてくださる野菜は珍しいものが多く、そのチャレンジ精神の素晴らしさに、スタッフ一同、頭が下がります。

また、「1年中、お客様に新鮮な野菜を届けられるように」……と、6反の畑を奥様と二人三脚で耕し、10日に1回は作付けを行っているんです。

白いマルチは草が生えないようにするためだそうです。裏は黒になっていて、冬は保温の効果もあるとか

しかも、その野菜たちは珍しい品種のものが多く、「ベニホウシ」「ウルイ」「ハットリくん」(←忍者じゃないです、笑)……出てくる出てくる。聞いたことがない名前のオンパレードです。さすがベテラン農家さんです。これまでの経験や繋がりから独自のルートを持ち、「新しい」「珍しい」品種の情報をキャッチしては取り寄せ、チャレンジしていると言います。

栄養たっぷりの土でのびのびと育ちます。写真は「ハットリくん」の新芽です

新しい野菜と常に向き合う豊岡さんは、基本的な育て方があっても、「さらに」を求めて、さまざまな農法を試すそうです。現状に満足せず、次は、次は……という感じです。ただでさえ、1年に1回しか収穫出来ない野菜が多いのに、「初めて」を試し続けるというのは、……スゴすぎます!

お花畑?と思いきや、これ全部「エシャロット」です

例えば、最近耳にする機会も増えた「エシャロット」。理想のカタチ、綺麗にタテに延びるようにと植え付けの際、土をわざわざタテに掘ってから行います。土が固いとストレスがかかってカタチもいびつになるという理由からだそうです。

「エシャロット」の花が、こんなに可愛いなんて、知りませんでした

花を咲かせた後の「ウルイ」

続いて「ウルイ」です。熊本では、まだ馴染みが少ない野菜のひとつでしょう。正式には「オオバギホウシ」という名前があるようです。春の収穫の時期を迎え、天ぷらにすると美味しいということですが、豊岡さんはさらに「サラダにも使えるように」と、黒マルチを張り日光を遮断する工夫を凝らし、柔らかい黄緑色の葉に仕上げます。

取材時はマルチを外して日光に当てているので緑の葉に。春先の収穫に合わせて、サラダに合う柔らかい葉にするため、黒マルチを張るそうです

年季が入ったトラクターを巧みに操る豊岡さん

取材時の11月初旬は、サトイモが収穫の時期を迎えていました。掘り起こしたサトイモは、全て端っこを包丁でカットし、品質をチェック。5段階に選別して出荷するそうです。買って帰ったら悪くなっていた…なんて経験ありませんか? そんなガッカリすることが起きないように、自分の目で確認したものしか出荷しないと言うから驚きです。

ひとつの株にこんなに!

綺麗に選別して出荷されます

物産館のお客様には、「今日はどんな珍しいものがあるかな」と楽しみにいらっしゃる豊岡さんファンも多いそうです。しかも、「珍しい野菜は食べ方が分からないだろうから」と、豊岡さんお手製のレシピが書かれたポップも店頭に掲示されています。そんなこともあり、店頭では、豊岡さんとお客さまで会話が弾んでいるシーンも見かけます。

「挨拶は大切なこと。お客さんとの交流は積極的に行うようにしています。自分の顔を覚えてもらわないと!!」

「出来るしこ」と、ご夫婦2人で目が届く広さの畑を管理することもこだわりのひとつ

1日3回納品することもあり、お客様との交流を大切にする豊岡さん。これまでお客様からもらった言葉の中で特に嬉しかったのは、「苦手だと思っていた野菜が、豊岡さんのだったら食べられたよ!と言われた時です」。さらに、「利益よりも、人がしないこと、珍しいものに興味があるし、何よりお客さんが喜ぶものを作りたいと思っています」と、力強く話してくださいました。

この手で愛情を込めて作っています

美味しい野菜、珍しい野菜、その笑顔に感謝。
豊岡さん、「白金の森」を支えていただきありがとうございます。


豊岡さんの野菜が「白金の森」のメニューに登場!します。お楽しみに。
 



※このコラムは、2019年11月6日現在の情報を元に作成しております。

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