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温泉ソムリエコラム〜泉質の特徴は?〜

こんにちは。温泉ソムリエアンバサダーの今村ゆきこです。
温泉がもっと好きになる豆知識をご紹介している「温泉ソムリエコラム」。

今回は、「泉質」の特徴についてお話しさせていただきます。


 

温泉は、全てが同じではないんです!

「温泉」とひと言で言っても、「美肌に嬉しい泉質なんです」「湯上りポカポカ、湯冷めしにくい温泉です」など、施設によって、温泉の表現方法はさまざま。これって、不思議に思いませんか?

理由はズバリ、成分の違い。同じようで、含まれている成分が全然違うんです。
それぞれの特徴は、含まれている成分から読み解いていくのですが、「温泉分析書」をパッと見てもチンプンカンプン?そこで、前回もお話ししたように「泉質名」に注目するのです。
 

まずは、10種類ある泉質ごとの特徴を覚えましょう

単純温泉
掘削技術の向上のおかげで、全国各地で温泉が楽しめるようになリました。その多くが、この泉質「単純温泉」なんです。温泉に含まれる溶存物質が1,000mg/kg以下のものは、これに当てはまります。成分が薄めなので、赤ちゃんのデビューの温泉にもおすすめ。老若男女、入りやすい泉質なので、別名「家族の湯」とも言われています。


塩化物泉
海水の成分によく似ていて、塩辛く無色透明の湯。肌の表面を塩のベールが覆うため、汗の蒸発を防ぎ、保温・保湿作用が期待できる特徴があることから「湯冷めしにくい湯」「温まりの湯」とも言われています。


炭酸水素塩泉
入浴後に清涼感のある「清涼の湯」、そして美人泉質の一つです。泉質名の前に「カルシウム」「マグネシウム」「ナトリウム」というイオン名がつき、それぞれでちょっと特徴が変わるのもポイント。
カルシウムorマグネシウムが付く場合…鎮静作用があると言われ、アレルギー疾患・慢性皮膚炎・じんましん等で悩む方におすすめの泉質と言われています。
ナトリウムが付く場合…皮膚表面の皮脂や汚れを洗浄し、サッパリ感のある肌に仕上げる作用が期待できます。「クレンジングの湯」とも言われています。
 

硫酸塩泉
皮膚の悩みに作用を発揮すると言われる、「傷の湯」という別名を持つ泉質。泉質名に「ナトリウム」が付くと、皮膚に皮膜をつくり「しっとり肌」が期待でき、「カルシウム」が付くと、肌の弾力を回復し、引き締める「ハリと弾力」の回復に期待できると言われている、美人の湯の一つです。


二酸化炭素泉
二酸化炭素(炭酸ガス)を含む温泉で、入浴すると小さな気泡が体に付着するため「泡の湯」という別名があります。一般的に泉温が低い温泉が多く、逆に泉温が高くなると炭酸が気化し気泡を感じにくくなってしまいます。入浴することで血液の循環を良くなるため、泉温が低くても、体の芯から温めてくれる泉質です。


含鉄泉
鉄分を含む温泉が、空気にふれることで赤褐色の湯になることが特徴で「赤湯」と表現されています。ただし、「赤湯」と表現される温泉の中でも、実際に「含鉄泉」の規定値まで鉄を含んでいる温泉は少ないので、泉質名に「含鉄泉」と書いていなくても、茶褐色の湯が存在するのは、そういった理由があります。体をよく温めてくれ、冷え性や月経障害、貧血など、女性にありがたい作用が期待でき、「婦人の湯」と言われています。


硫黄泉
ゆで卵のような匂いのする温泉らしい泉質で、エメラルドグリーンや乳白色のお湯が多く、「美人の湯」の一つ。「メタボの湯」「痰の湯」「シミ予防・シミ抜きの湯」と言われ、さまざまな作用が期待できる泉質です。一方、成分が濃いため湯あたりしやすいのも特徴。入浴の際は、長湯は避け、上がる際はシャワーで成分を落とすのがおすすめです。


酸性泉
pH値が低く、酸性度の高い泉質です。抗菌力があると言われ「皮膚病の湯」と言われています。刺激の強い「酸性泉」に入浴する際は、石けんなどで洗うのは避けること。さらに、病弱者・高齢者・皮膚の弱い方には、湯ただれをおこす可能性があるのでおすすめできません。必ず、シャワーなどで成分を洗い落としてから上がりましょう。


放射能泉
気体の放射性物質「ラドン」を含む温泉で、免疫力が上がると言われる「ホルミシス効果」が期待でき、「万病の湯」とも言われている泉質です。「吸入」が一番良いと言われ、「入って良し、飲んで良し、吸って良し」の泉質ですが、飲用の許可のない温泉もあるので、ご注意ください。加温・循環していない鮮度が良い環境で入浴できるのがベスト。湯あたりしやすいので、休憩しながら入浴を楽しみましょう。


含よう素泉
2014年に改訂された「鉱泉分析法指針」に新たに加わった泉質です。うがい薬や傷薬でも馴染みのある「ヨウ素」を含む泉質で、薬味・薬臭、ピリッとした感覚があるのが特徴。飲用する事で「高コレステロール血症」に良い作用を与えるという事ですが、過剰に飲用することは推奨されていないので、飲みすぎ注意(上限18mgと言われています)。



ズラッと特徴をまとめましたが、見ただけではピンっと来ない方がほとんどだと思います。

まずは、身近な温泉から、特徴を知って、実際に入浴して感じたことを比べてみてください。
さらに、温泉に入ることが楽しくなるハズです。
 
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